働くこと、キャリアを築くこと。 20代の皆さんにとって、それは期待と不安が入り混じるものかもしれません。
今回は、劇団研修生から美容クリニック、通信業界を経て、現在はアドバンスジャパン(株)大阪支社で人事として活躍する・菊地 菜々子(きくち ななこ)さんのインタビューです。
多くの20代が抱える将来への不安や、理想と現実のギャップにどう向き合うべきか、そのヒントが彼女の体験には凝縮されています。
彼女が歩んできた道のりは、決して平坦ではありませんでした。 しかし、その一つひとつの経験が今の彼女を形作り、活力ある環境で花開いています。
厳しい環境で培われた、何事にも動じない精神力
菊地さんのキャリアのスタートは、一般的な就職とは大きく異なるものでした。
高校卒業後、彼女が身を投じたのは劇団の世界です。 最初は研修生として入団したのですが、なんとその研修期間は無給で、想像もつかないほどストイックな環境でした。
劇団の拠点は大分県にあり、約50名ほどいる研修生のうち、半数以上が同じ境遇で、正規メンバーになって初めて収入が発生するシステムでした。
団体生活を送りながら、住居と食事が提供される代わりに、外部との連絡手段であるスマートフォンなどの使用も厳しく制限される環境。
現代の若者からすれば想像を絶するほど過酷なものでした。 しかし、彼女はこの時期を振り返り、今の自分を支える精神的な土台が作られた場所であると捉えています。
団体生活で学んだ「生きる力」
約50名近い研修生と共に、住居と食事が提供される生活。
発声練習から体力づくりなど、稽古以外にもいろいろとやることが多く、早朝から寝るまでのルーティンをこなし、舞台公演という目標に向けての日々。
「衣・食・住」の心配が無く、大きな支出がないため生活は成り立ちますが、社会から切り離されたような感覚になり、自由が制限され、精神を極限まで削られた結果。
その劇団での生活は、約1年で退団という道を選びましたが、この時の経験は「どんな環境でもやっていける」という今の自信の根底にあるようです。
劇団研修生時代の生活環境
- 正規メンバーを目指す厳しい競争環境
- 大分県での約1年間にわたる住み込み研修
- スマートフォンを含む外部との連絡手段の制限
- 無給ながら住居と食事が提供される完全団体生活
改めて約1年でこれだけの環境に身を置いた彼女の培われた経験は、その後のどのような苦難においても彼女を支え続けることになりました。
美容クリニックでの挫折と次なる一歩

劇団を離れた後、東京で美容クリニックに勤務しました。
受付業務や脱毛契約の営業やカルテ管理など、現場の最前線でお客様と向き合う仕事でしたが、ここで彼女を襲ったのは、勤務先の「倒産」という衝撃的な事態でした。
それも1社だけでなく、移籍した2社目も同様に倒産。 働きたくても働く場所が失われるという理不尽な事実に直面したのです。
経営状態という自分一人の力ではどうにもならない要因で、二度も職を失いました。
この経験から彼女は「自分がどこで働くべきか」という問いに対して、単なる職種だけでなく、そこにいる「人」や「組織の勢い」も重視するようになります。
未経験からの挑戦、そして運命の出会い
次に選んだ仕事は、人材派遣会社でのキャリアでした。
人材派遣の会社を選択したのは、安定した組織であることと、以前から抱いていた「人事職」に興味が湧き、それを実現できると思ったからでした。
しかし、そこでも彼女の希望とは裏腹に、未経験ということからネットの光回線の業務委託先として、某大手の店舗へと配属されることになったのです。
しかも、十分な研修もないまま現場に立ち、周囲との知識の差に苦しみ、自分の力不足を痛感する日々。
人事職を希望しての入社でしたが、「このままでは希望する人事への道は遠い」と感じた菊地さんは、半年で退職を決意します。
通信業界での最初の苦悩と学び
- 理想の職種(人事)との距離感
- 未経験でいきなり現場に配属された重圧
- 専門知識不足による周囲とのスキルの差
未経験から配属された光回線の業務委託での仕事でしたが、同じ通信業界でも会社によって待遇に大きな差があることを実感していて、
他社から派遣されてきた人達をみていると、その仕事ぶりもさまざまで、人柄さえもプロフェッショナルな人もいて、目指すべき姿はこれだと映ったのです。
アドバンスジャパン(株)との出会いが変えた人生
退職後も「人事をやりたい」という思いは抱いていた。
通信業界でも人事の仕事ができるのであれば、それでも良いなと思っていて、そこで出会ったのが、アドバンスジャパン(株)だったのです。
その時の面談の際には、人事の仕事に携われることを約束され、さらには、立ち上げたばかりの大阪支社での勤務を提案されたのです。
あの劇団での苦悩の経験から、もう場所へのこだわりよりも、「誰と、どんな仕事をするか」を優先することを学んでいる菊地さんは、新天地・大阪での挑戦を決意。
人事としての今:ギャップを乗り越えた先にある「やりがい」
大阪支社へ異動し、現在は新卒採用をメインに担当しています。
まさに会社の未来を創る非常に重要な役割です。 セミナーの開催からイベントへの参加、学生との面談など、多忙ながらも充実した毎日を送っています。
入社前、人事という仕事には「キラキラした楽しそうな仕事」というイメージを持っていたそうなんですが、
実際は採用数という明確な目標数値があり、営業的な側面も大きい仕事ですし、最初はそのギャップに驚きもありましたが、今ではそれをプラスに捉えています。
現在の主な業務内容
- 新卒採用セミナーの企画・運営
- 採用イベントへの参加および学生との面談
- 関西エリアのSNS(TikTok, Instagram)運用・広報
もともと人の話を聞くことが好きで、学生さん一人ひとりの人生や価値観に触れ、その成長をサポートできることに、やりがいを感じているとのこと。
目標達成に向けた厳しさはあっても、対話を通じて心が通じ合う瞬間が、彼女の原動力になっていて、何物にも代えがたい楽しさと充実感をもたらしています。
また、広報としてSNS運用に携わることで、会社の魅力を外向きに発信する難しさと面白さも同時に体験しています。
大阪支社の未来を創る、大きなビジョン
菊地さんの視線は、すでに数年先の未来を見据えています。
現在は本社(東京)が担っている経理などのバックオフィス機能も含め、大阪支社だけで全てが完結できる体制を構築すること。
支社が一つの会社のような機能を持ち、よりスピーディーに、より活気ある場所へと進化させていくことを目標にしています。
具体的には、新卒採用活動をさらに加速させ、’27年の新卒採用では250名から300名という壮大な目標を掲げています。
これは、単に人数を増やすことが目的ではありません。 大阪支社を自己完結できる強力な組織へと成長させたいというビジョンに基づいています。
彼女が大阪支社をさらに大きく、活気あるものにしていきたいと願う背景には、自分を信じてチャンスを与えてくれた深い恩義もあるからなのです。
将来的な目標と展望
- ’27卒採用で250〜300名の採用目標達成
- 大阪支社内でのバックオフィス機能の完結
- さらなる組織の拡大と活気ある環境づくり
アドバンスジャパン(株)関西支社の菊地さんのまとめ

劇団での無給生活や美容クリニックの経歴も今は全てが糧となったのです。
やっとの思いで見つけた人事の仕事に就いて、最初は「数値目標を追う営業職でもある」というギャップに驚きつつも、今の仕事に大きな誇りを感じ、
’27卒採用300名という目標を掲げ、大阪支社を本社のような自立した組織に発展させることが、チャンスをくれた会社への恩返しであり、彼女の新たな挑戦でもあるのです。
菊地さんは、これからも「人」の力を信じ、アドバンスジャパン(株)の未来を担う仲間探しに全力で取り組んでいくことでしょう。
彼女のように、過去のどんな経験も無駄にせず、新しい環境で花開かせたい。 そんな思いを持つ人々と出会えることを心から楽しみにしています。
アドバンスジャパン(株)では、こうした熱意ある社員と共に、常に挑戦を続けています。



