「正社員になりたいけど、自分にできる仕事があるのかな?」
そう不安に思うフリーターの方は少なくありません。
ここでは、フリーターから正社員へ転身した、井川 愛美(いかわ まなみ)さんの実体験をご紹介します。
彼女がフリーターを辞めてから未経験で飛び込んだのは通信業界でした! その仕事を通じて、収入・安定・やりがいをどのように手に入れたのか。
そのリアルな軌跡には、“これから正社員を目指したい”という方へのヒントが詰まっています。
上京後のフリーター生活から「正社員になろう」と決意するまで!
兵庫県出身の井川さんは、友人が東京で楽しそうに過ごしているのを知って自分も上京。
でも、当時は特にコレといった仕事の宛もなく、居酒屋やBarなどの飲食店でアルバイトを掛け持ちしながら生活を続けていました。
その上京のきっかけをくれた友人が、たまたま携帯ショップの販売員として働いており、そのつながりで飲み会や女子旅などを通じて仲良くなるうちに、井川さんの中に変化が生まれました。
みんなの仕事の話を聞くうちに、“私も販売員として働いてみたい”と思うようになったのです。
こうして井川さんは、フリーターから正社員になる第一歩として、ソフトバンクの販売スタッフに応募し、未経験から通信業界への挑戦が始まりました。
飲食での接客経験が「フリーターから正社員」への強みになった!
携帯ショップでの仕事を始めてすぐに感じたのは、「人との関わり方はどんな仕事でも共通して大事」ということ。
フリーター時代に培った接客力。 特に挨拶・笑顔・気配りのスキルは、携帯電話の販売員の正社員として働く上で大きな武器になり、
お客様の話を丁寧に聞いて、何が必要かを考える姿勢は、飲食も販売も似ていて、商品の知識は後からいくらでも身につけられます。
こうした“人との関わり方”の基礎ができていたからこそ、未経験でも販売の現場でスムーズに活躍できたそうです。
オンライン研修と自己学習で「知識ゼロ」から正社員スキルを身につける!

携帯ショップの仕事は覚えることが多いイメージがありますが、井川さんは社内アプリを活用してコツコツ成長。
特にコロナ禍以降は、研修がすべてオンライン化され、iPadで動画講義やロールプレイングを受けるスタイルに変わりました。
ただ、オンラインでは集中を保つのが難しい場面もあったそうで、井川さんは、社内の学習アプリを使って、スキマ時間に自主的に学習を重ねました。
井川さん_「新機種とかが出たら、新機種の情報だったり、それをどうやって売るかみたいな動画とかが出るんですよ。」
新機種とはいっても、以前にもあったモデルのバージョンアップの場合が多く、一度その機種を覚えておき、あとは“前モデル”と“新モデル”の違いが分かれば、これといった難しさはなかったそうで、
それをお客様と話す中で自分の言葉で説明できるように、どう話せば伝わるのか? などを試行錯誤していたそうです。
このように、未経験からでも学ぶ姿勢を持つことで、フリーターから正社員へと確かなスキルアップを実現したのです。
携帯の複雑な料金プランなどはどうやって覚えたのか?
細かい数字は追わずにざっくりと頭の中に入れておく!
井川さん_「例えば、7,999円のプランがあったとしたら、もうざっくり8,000円と覚えるんですよ。 そこからインターネットとのセット割で1100円安くなります。」
井川さん_「さらにご家族が1人いたら660円安くなります。 3人いたら1200円安くなります。 で、その元のあるプランからどの割引ができるかっていうので、ざっくり値段を出すみたいな感じですね。」
何かを覚えるときというのは、人によってさまざまで、自分なりにどうやったら覚えやすいのかを常に意識していくことが、あとあと自分の武器になっていくのです。
家電量販店での信頼づくりが成果につながった!
井川さんが配属されたのは、家電量販店内の携帯販売コーナー。
複数のキャリアやメーカーが並ぶ中で、成果を出すためには「売る」だけでなく、家電量販店のスタッフとの信頼関係を築くことも欠かせません。
彼女が意識していたのは、“毎日の挨拶”と“小さな貢献”。
家電量販店で、スマホの保護フィルムを探しているお客様がいたら、その案内を手伝ったり、家電量販店の独自の商品保証サービスも一緒におすすめしたり、日々の積み重ねを大切にしました。
その結果、家電量販店のスタッフから「このお客様の携帯も見てほしい」などと紹介される機会が増加。 フリーター時代の「気配り」が、正社員としての信頼構築にもつながったのです。
頻繁な異動もポジティブに。どこでも活躍できる柔軟さを身につけた!
携帯販売の現場では、店舗異動が発生することも珍しくありません。
井川さんもこれまでに自宅から通勤できる範囲でも、数店舗の移動を経験してきて、その都度、新しい人間関係を作らなくてはならず、特に意識をしていたのは、やはり挨拶でした。
井川さん_「私の場合は、店舗との関係値だったりっていうのもすごい大事にしていて、もうとにかく挨拶ですね。 顔を見て“おはようございます!!”って絶対言いに行きますね。」
どんな環境にも適応できる柔軟性は、正社員として働く上で欠かせない力。 フリーター時代には得られなかった経験値や対応力を、井川さんは現場を通して身につけていきました。
「現場×内勤」二軸で働く、キャリアの新しい形!

5年間の販売経験を経て、井川さんはアドバンスジャパンへ転職。
現在は、平日2日休みの勤務スタイルで、土日は現場で接客、残りの平日はオフィスで“人材コーディネーター”というハイブリッドな働き方をしています。
井川さん_「販売自体は嫌いではないので、すごいやってて楽しいですし、ただその、オフィスで働くっていうのも初めてなので、そこに関してはすごいやりがいって言いますか、新鮮に感じるので、パソコンをカタカタすることもなかったですし、そういった部分ではすごいイイなぁと思います。」
販売員として現場を支えるだけでなく、転職希望者に携帯販売のお仕事を教える立場としてもやりがいを実感しているとのこと。
フリーターから正社員になったからこそ、仕事の幅と選択肢が広がったのです。
フリーターから正社員を目指す人へ!
携帯電話の販売員の仕事に関わらず大事にしたことは挨拶。
井川さん_「覚えるのはどの仕事も最初は全部が大変なので、まずは元気よく声をかけることが大事だと思います。」
どんな仕事であっても最初の印象が信頼関係のスタート。 いろいろ覚える大変さに変わりはないので、まずは積極的な姿勢が伝われば十分です。
では、携帯ショップの販売員に向いている人はどんな人なのでしょうか?
井川さん_「そうですね。 人と話すのが好きな人はもちろんなんですけど、そのお客様が何を求めてるかっていうのを察する力が強い人は、すごい向いてるんじゃないかなと思います。」
こうした前向きな姿勢が、未経験からでも確実に成長できる理由です。
まとめ:フリーターから正社員へ。挑戦が未来を変える!
現在の井川さんが大切にしているのは、「キャリアアップ」よりも「心地よく働ける生活」。
正社員になったことで、社会保険・有給休暇・安定した収入が整い、プライベートの時間も確保できるようになりました。
通信業界は、未経験でも挑戦できるチャンスが豊富。 人と話すのが好きな人、接客を通じて成長したい人にとって、フリーターから正社員へステップアップできる環境です。
最後に今後の目標はありますか? と訪ねたところ、
井川さん_「なんて言うんですかね…丁寧な暮らしをしたいですね!www」
井川さんのように、フリーターから正社員への一歩を踏み出すことで、収入や社会保障の安定だけでなく、“仕事を通じて成長できる喜び”を感じることができます。
アドバンスジャパンは、そんな前向きな挑戦をするあなたを全力で応援しています。


