さまざまな業界を経験しながら、自分に合った働き方を模索してきた高見澤 杏里(たかみざわ あんり)さん。
不動産会社の事務、ネイリスト、通信業界での販売職を経て、現在はアドバンスジャパン(株)の人事部で活躍しています。
複数の職種を渡り歩いたからこそ見えてきた“自分らしさ”や、未経験から携帯販売に挑戦したときのリアルな経験、そして現在のやりがいについて話をお聞きしました。
事務・ネイル・通信販売…多様なキャリアの積み重ね
不動産会社の事務職で見つけた「教えることの楽しさ」
新卒で入社したのは、東京の不動産会社。 賃貸管理を扱う部署で、契約書の作成や電話対応などの事務業務をしていたそうです。
業務自体は、2~3ヶ月で習得し、後輩に業務を教える機会も増えていったそうで、人に説明することへの楽しさを感じたのはこの頃だったそうです。
繁忙期には終電まで残業するような日もあり、幅広い業務を経験。 社会人としての基礎力を鍛える期間となった。
この不動産会社での仕事は、次の夢に向けて資金を貯めるためでもあったので、約1年働いたタイミングで一区切りをつけ、次のステップへ進むことに。
夢だったネイリストに転身。しかし予期せぬ眼への負担が…
元々の夢であったネイリストになるため専門学校へ。
ネイリスト1級やジェルネイル上級の資格を約1年半で取得し、念願のネイルサロンでの勤務を開始したそうなのですが、
爪を削る際に発生する粉塵(ふんじん)が原因で、手元が見えづらくなるという眼の不調が悪化。
専門学校のときは短時間で作業を終えることが多く、その時はまだそこまで眼への不調は感じなかったと言います。
それが、ネイルサロンで8時間勤務になって初めて、眼への負担が想像以上に大きいことに気付き、「見えづらいとお客様にも迷惑ではないかと思い…」苦渋の決断をすることに…
通信業界の道へ。 販売職としての経験がキャリアの転機に!

ネイリストの次に選んだのは通信業界。
事務職を希望して通信会社に応募したが、最初は現場での経験が必要とされ、家電量販店のダイソンのコーナーで販売員として働くことになった。
それから約10ヶ月後には、そのダイソンでの勤務を終えることになるのだが、またしても事務の仕事ではなく、コールセンターか携帯電話の販売員の2択を迫られ、
コールセンターを希望していたが、何かの手違いで携帯電話の販売員の面接を受けることになり、auショップで携帯販売を担当するようになる。
かなり戸惑いはあったものの、いつか事務職になれるのならと思い、販売員として勤務したところ、そのわずか数カ月後に今度は会社がまさかの倒産!!
倒産という非常に大きな環境変化に直面したが、ここでアドバンスジャパン(株)との接点も生まれ、販売員の経験がキャリアにも強く活かせることになる。
知識ゼロから始めた携帯販売。 コミュニケーション力で乗り越えた日々
携帯販売に携わる前は、料金プランやスマホの機種などほぼ知識がゼロだった。
当時は事前の研修がほぼ無く、初日から店舗での勤務が始まり、店長や先輩から教えてもらっていたそうですが、
忙しいときは教えるタイミングも無く、離れた場所でどういった接客や説明をしているのかを立ち尽くして見ていた日もあったそうです。
いろいろな不安はあったものの、今思い返すと、優しいお客さんが多く来店する店舗だったり、店長や先輩もとても優しく、
携帯電話の販売員として最初に勤務を始めるには、とてもいい店舗だったんだなと思っているそうです。
ネイリスト時代に磨いた“会話力”が活かされた!
販売員の仕事はネイリスト時代に培った話術で乗り切っていた!
話すことがめちゃくちゃ得意になっていたので、ちょっとした世間話をすることで相手の緊張がほどけたり、“人と自然に仲良くなる力”が、携帯販売の仕事でも役立っていた。
自分だけで判断できないことがあれば、無理に答えようとせずに「ちょっと確認してきますね」と素直に伝えて、店長や先輩に相談する時間をつくるようにしたりして、
ときにはお客様を待たせてしまいそうな場面でも、「全然いいよ!いいよ!」と待ってくださることも増えていたそうです。
携帯の販売は専門用語も多く、最初はわからないことだらけ。 でも、知識で勝負するのではなく、まずは目の前のお客様とちゃんと向き合うことを大切にしました。
現在は人事部へ。 面談を担いながら広がる役割
アドバンスジャパン(株)が一番良かった!
あと2週間ぐらいで倒産するとなったときに、前職の会社から再就職先として紹介してもらったのが、アドバンスジャパン(株)でした。
それ以外にも前職の人たちが会社を立ち上げるので、一緒に働かないかと打診されていたり、いろいろな選択肢はあったそうですが、
面談のときに、「いずれは事務職として働きたい」「できれば土日休みの働き方がしたい」など、高見澤さんの中でも「これはちょっと無茶な条件かな…」と、
細かいことまで正直に話したそうで、もしもその希望が叶わないのであれば、転職を辞退することも考えていたそうです。
すると会社から「そこは全然大丈夫だよ!」と言ってもらえたときに、その言葉の安心感たるや、こんなにしっかり受け止めてくれてもらえるんだ。と入社を決意。
無理に会社の働き方を押しつけるのではなく、自分のやりたいことを理解してもらい、それに合わせたシフトを組んでもらえたのも大きな安心材料でした。
高見澤さん_「アドバンスジャパン(株)なら自分の思い描いてたキャリアプランってところも進めるかなって思ったのも、入社の大きな決め手になりました。」
現在は人事部で中途採用の面談を担当。

いざ現場から内勤で人事のお仕事をスタートできた!
最初イメージしていたのは、面談を自分ひとりで担当することになるかも知れないといった不安があったそうで、「分からない質問がきたらどうしよう…」と不安があったそうです。
でも実際の面談には役員が同席してくれて、横でしっかりとフォローしてくれていたので、安心して一歩ずつ前に進むことができました。
会社の説明をどうやったら上手く伝えられるのか、応募者がどんな不安を抱えているのか、その気持ちを丁寧に受け止め、前向きな気持ち言葉を選ぶ…。
時にはぎこちない場面があったとしても、役員が最後にフォローしてくれて、その一連のやり取りを間近で見ながら学べていったことは非常に大きな成長になった。
社外の仕事に挑戦する機会も増えた!
最近は求人広告に関する他社の担当者との打ち合わせも増えた!
他社で働く人たちと話すことで、新しい考え方を吸収できたり、そういうやり方もあるんだ! と気づかされることも多く、仕事の幅がどんどん広がっていく実感があります。
こうした経験を積み重ねるうちに、自分の成長にも繋がっていくという気持ちが自然に大きくなっていきました。
これからも、社内外問わずさまざまな業務に取り組みながら、自分自身の成長はもちろん、会社の成長にも貢献していきたいと考えているそうです。
まとめ:これから家電量販店や携帯販売に挑戦する人へ
最初から自信満々でスタートできたわけではありません。
携帯販売の仕事に興味はあるけれど、「話すのが得意じゃない」「接客に自信がない」と感じて、一歩踏み出せずにいる方もいると思いますが、
実際に高見澤さんが面談担当として求職者と向き合う中でも、そのような不安を抱える人は決して少なくないそうです。
でも、入社後にお会いすると、表情が明るくなっていたり、話し方が上手になっていたりと、大きく成長している方が本当に多く、
先日開催された社内のイベントでも、以前は控えめだった方が自信を持って話していた姿が印象的だったそうです。
日々お客様と関わる中で、自分でも気づかないうちにコミュニケーション力が磨かれていくのだと実感するそうです。
アドバンスジャパン(株)では、未経験の方でも安心して挑戦できるよう、サポート制度やフォロー体制を幅広く用意しています。
困ったときに相談できる相手がいること、多くの人に支えられながら経験を積めることは、大きな安心につながりますよ。


